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打ち上げ時間が近付いたので見学場所まで貸切りのバスで移動する。
一般観客用の見学場所は 3km ほど離れているのだが,
どうも私たちは関係者ということで, その手前にある (距離は 2.5km ぐらい?) VIP
用見学所というところから見ることになった。
結構山の上の方にあり, M 台地がまるごと見える。
発射塔やロケットの回りはライトアップされ, ちゃんとロケット全体が見えるし,
オペラグラス越しに目を凝らせばロケットに書かれた M-V-3 という文字も見える。
つうことで, いろいろ見えるのだが, やっぱり遠い。
こんなことでは打ち上げられてもスゲーつまらないのではないか,
せっかく鹿児島まで来たのになー, と不満の声が上がる。
さて, 打ち上げまで後2時間ほど。
この間, ロケットセンター一帯で進行状態を告げる場内放送があるのだが,
これまた B 級 SF かアニメの世界である。
メモをとったわけではないのでちょっとニュアンスは違うかも知れないが,
放送はこんな感じ。
- TVC班はタンク注入を続行中
-
TVC つーのは, ロケットエンジンの推力方向の制御システムの一種で,
こいつで使うフレオン系のガスを注入するということらしい。
- ランチャー班は角度測定お願いします
-
M台地の発射塔からは,
ロケットをある範囲内の任意の角度をつけて発射することができる。
この角度は自動制御なんだが, そのずれがないかを測定しろということのようである。
- 市街地省電モードに入ります
-
- 電力供給センター最優先
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- センター全システム自家発電に移ります
-
この辺は, B 級 SF かアニメでロボットでも出てきそうな雰囲気である。
もっとも, そいつらとは違ってアナウンスの声はいたって平静である。
- 海上班は飛行物その他確認のこと
-
海上に展開している船で回りを飛んでいる
飛行機や船がないことを確認するということらしい。
打ち上げが失敗して, 破壊命令 (いわゆる自爆命令) が出た場合,
周囲数kmに渡って破片が飛び散るので,
周辺は飛行機も船も立ち入り禁止なんだそうである。まぁ, 当たり前であろう。
- 整備塔扉開きます
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- ロケット台旋回中です
-
こいつは前述の, 発射塔についているからくりである。
夜かつかなり遠かったのでほとんど見えなかったが,
後輩に借りたオペラグラス越しに,
「あー, いわれてみれば扉が開いたのかな」という程度にはわかった。
- 花火打ち上げ
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何か良くわかんないけど, 花火がうち上がってました
^^;;
- ○○ケーブル, 切り離しました
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何のケーブルかは忘れた。とりあえず, 全く見えませんでした。
- M 台地, 総員退避
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ということで, 15分前にはみんな地下壕に退避するようである。
Takehiro TOMINAGA
Tue Jul 7 03:32:06 JST 1998